薄れゆく名の書

〈来歴〉シリーズ

薄れゆく名の書

祖母は三十年前に死んだ。それでも教区簿は彼女を忘れようとしない。

制作中

物語

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系譜学者クローダ・パワーは、幼少期から消された家族を探してニューファンドランドの海岸へ戻る。冷たい石造りの教会で、教区民が死ぬたびインクの薄れる台帳を見つける。

祖母の名は、死亡記録から三十年後も濃いままだ。司祭の説明は一つだけ。どこかで彼女はまだ生きている。

クローダはその名を追い、捨てられた集落、受け継がれた怒り、生き残った者によって形を変えた物語をたどる。手がかりのたび死は不確かに、記憶は危険になる。祖母を見つけることは、名が拒むかぎり人は消えられないと知ることかもしれない。

誰かが名を呼び続けるかぎり、死者はゆっくりとしか消えない。

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作品情報

シリーズ
〈来歴〉シリーズ
入手状況
制作中
言語
日本語
出版社
LPH98.lifestyle
著者
L.P.H. Nordhaven
読む順番
一冊で完結する小説