弦から生まれたもの

〈来歴〉シリーズ

弦から生まれたもの

祖父は六本のギター弦の下に、行方不明者の地図を隠した。

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物語

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ブエノスアイレスの民族音楽学者イネス・ペレダは、かつて祖父の台所で軽んじた民謡を研究して名を築いた。祖父の死後、手製のクリオージョ・ギターと、弦の下の木に刻まれた歌詞を受け継ぐ。

歌はパンパ各地の場所を暗号化している。アルゼンチンの「汚い戦争」で隠された墓を四十年記録したものだ。だが楽器は、祖父から学ぶことを拒んだ正確さ、記憶、誠実さで弾いたときだけ模様を明かす。

音楽を追えば、独裁を生き延び権力を保った男たちを暴ける。二歳のイネスから奪われた母へもつながり、老人の悲嘆と呼んだ証言を彼女自身に背負わせるかもしれない。

地図が未完なのは、消えた人々が今も見つかり続けているからだ。

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作品情報

シリーズ
〈来歴〉シリーズ
入手状況
制作中
言語
日本語
出版社
LPH98.lifestyle
著者
L.P.H. Nordhaven
読む順番
一冊で完結する小説