鏡が私たちを忘れた日

〈もしも〉シリーズ

鏡が私たちを忘れた日

鏡が生者を映さなくなり、ハナの溺死した母が手を振り始めた。

制作中

物語

この一冊で待つもの

渦潮では、すべての鏡がその部屋で最後に死んだ人を映す。死者は動けるが、音はガラスを越えない。

十六歳のハナは一年間、浴室の鏡から溺死した母が同じ言葉を口の形だけで繰り返すのを見てきた。すると隣町の鏡も、生きている者を忘れ始める。

母はこれから起きる何かを警告している、とハナは信じる。現象が部屋から部屋へ広がるなか、ガラスの向こうの女が危険を予告しているのか、別れを思い出しているのか、それとも悲嘆がハナに聞かないよう仕込んだ言葉を伝えているのかを見極めねばならない。

部屋に取りつく幽霊もいる。忠実な者は、届くまで呼び続ける。

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作品情報

シリーズ
〈もしも〉シリーズ
入手状況
制作中
言語
日本語
出版社
LPH98.lifestyle
著者
L.P.H. Nordhaven
読む順番
一冊で完結する小説