
物語
この一冊で待つもの
夜ごと、駅は借りものの記憶から組み上がる。ランプがひとつ、時計がひとつ、見知らぬ誰かの帰り道を濡らした雨。
列車が約束するのは行き先ではなく、生者が携えてゆける物語だけだ。車掌はかつて、慈悲を許可と取り違えたことがある。以来、誓いは絶対となった。問いは発する、けれど決して答えない。
そこへ、紙の王冠をかぶったノーラが現れる。問いに答えることができず、立っているプラットホームは足もとから崩れかけている。最終列車が近づくなか、誓いを守り抜くことは、幼い子どもを、その子を抱えきれない場所へ置き去りにすることになるのかもしれない。
記憶と慈悲、そして愛が持ちつづけることを許される物語をめぐる、やさしくも謎めいた長編小説。
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作品情報
- シリーズ
- 〈もしも〉シリーズ
- 入手状況
- 刊行言語 English
- 言語
- 日本語
- 出版社
- LPH98.lifestyle
- 著者
- L.P.H. Nordhaven
- 読む順番
- 一冊で完結する小説


