
物語
この一冊で待つもの
ハリス島で、海洋生物学者のモーヴェン・マレー博士は、唸りの消えた冷蔵庫、音のしない発電機、そして来ないフェリーに目覚める。タルサヴァルには数週間分の食料と、数日分の薬がある。だが、世界のほかの場所がまだ聞いているかどうか、知るすべはない。
桟橋でモーヴェンが水中マイクを降ろすと、人のざわめきの消えた海から、低い脈動が聞こえた。規則的で、構造をもち、しかも「静けさ」以前より強い。
村は、つながりを取り戻そうとする者と、残されたものに適応しようとする者とに分かれる。モーヴェンは、自分がどんな聞き手になるかを選ばねばならない。世界は騒音を取り戻そうとしている。海は、ようやく聞こえ始めたばかりだ。
世界が語るのをやめたとき、何が聞こえ出すのか。共同体と注意力、そして世界が沈黙したときに響き始めるものについての、根源的な文学小説。
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作品情報
- シリーズ
- 〈もしも〉シリーズ
- 入手状況
- 刊行言語 English
- 言語
- 日本語
- 出版社
- LPH98.lifestyle
- 著者
- L.P.H. Nordhaven
- 読む順番
- 一冊で完結する小説


