骨の種

〈来歴〉シリーズ

骨の種

種はみな、誰の骨を必要としているか覚えている。

制作中

物語

この一冊で待つもの

ゾーラ・ルイスは、自分を育ててくれた祖母を葬り、キングストンの家を売り、島から遠く離れたロンドンで築いた隙のない生活へ戻るため、ジャマイカへ帰ってくる。

裁縫道具の引き出しで見つけたのは、種の入った革袋と一つの指示だった。「祖父の骨を探せ」。どの既知種にも属さないその種は、土に植えても眠ったままだ。だが人骨のかけらに触れると、数時間で芽を出し、その内に歴史を宿す人物の方へ身を傾ける。

怒りを抱えた十代の娘と、年老いたマルーンの追跡者に導かれ、ゾーラは種を追ってコックピット・カントリーの石灰岩の迷宮へ入る。一粒ごとに墓へたどり着き、骨の一片ごとに、ジャマイカが忘れることを強いられてきた人生が開かれる。そして最後の種は、国が生まれようとしていた時代に姿を消した男へと彼女を引き寄せていく。

彼に何が起きたのかを知るには、祖母が六十年ものあいだ家族に隠し続けた秘密を、ゾーラ自身が掘り起こさなければならない。

母と娘、離散した者たちの足元にある大地、そして生きた身体に見いだされる日を待つ歴史を描く、豊穣で胸を刺す長編小説。

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作品情報

シリーズ
〈来歴〉シリーズ
入手状況
制作中
言語
日本語
出版社
LPH98.lifestyle
著者
L.P.H. Nordhaven
読む順番
一冊で完結する小説