
物語
この一冊で待つもの
日常の時間の彼方に、決着のつかぬまま終わった人生のための図書館が立っている。そこの司書たちは、生きる者が前に進むために必要な最終章を書き記す。
エララ・ヴォスは、きちんと結末を収める手腕で名を馳せていた。だが事件7406だけは、与えるどの結末も拒み続ける。
書き直すたびに、本はまた開かれる。失敗するたびに、自身の記憶の一つが変わっていく。やがて疑い始める。幕を閉じる才は、同時に一種の暴力ではないかと。決して承諾しなかった人生に、美しい結末を押し付ける暴力を。
本を閉じるためには、エララは未完成の者に真実の結末が何を負うべきかと向き合わねばならない。
記憶と執筆、そしていくつかの物語を未完のままにしておく勇気についての、心に残る文芸ファンタジー。
選ぶ前に読む
ページはまだ閉じられています。
物語を損なわずに作品を代表できる完成稿が整ったときだけ、試し読みを公開します。
作品情報
- シリーズ
- 〈もしも〉シリーズ
- 入手状況
- 刊行言語 English
- 言語
- 日本語
- 出版社
- LPH98.lifestyle
- 著者
- L.P.H. Nordhaven
- 読む順番
- 一冊で完結する小説


